英検

【要確認】英検資格について履歴書の正しい書き方~有効期限はある?

英検の履歴書への正しい書き方

英検の正式名称を答えられますか。履歴書の資格欄においては、資格の正式名称を記載することが求められているのです。

答えは、英検の正式名称は「実用英語技能検定」と言います。「英検」という言い方が定着しすぎているので、分かりにくいかもしれませんが、履歴書に書く時は注意をしましょう。

他の資格についても、同様に、正式名称をインターネットで調べたうえで、確認しつつ、記載することを心掛けましょう。

あと、履歴書に英検を記載する上で、必要になってくるのが、取得した英検の等級と、英検を取得した年月です。取得した英検の等級や英検を取得した年月は、英検の合格証明書を見れば、すぐに分かるので、それを見ながら、履歴書に記載しましょう。

仮に、合格証明書を失くしてしまったという方も、大丈夫です。合格証明書を失くしてしまった場合の対応についても、英検の公式ホームページで紹介されているので、合格証明書を失くしたことに気づいた方は、早目に対応をとっていきましょう。

さて、以上英検の履歴書への正しい書き方を紹介しましたが、ポイントは

  1. 資格の正式名称を書く
  2. 等級を書く
  3. 年月日をきちんと書く

の3点です。
特に、「資格の正式名称を書く」というのは間違えやすいポイントですので、気を付けましょう。

 

 

英検○級以上であれば、アピールになる?

有名企業が求める英検の一例

有名企業の事業活動は多くの場合、国内に留まらず、海外にも進出しています。海外に子会社があったり、海外の取引先が多数いるなんてことも、当たり前なのです。そのため、日本で働くとしても、英語で記載された契約書を読むこともありますし、また、電話を通じて海外の取引先と交渉をするという場面も多く出てきます。

そこで、有名企業で働くにあたって、求められる英語のスキルは非常に高くなってきます。英検で言うと、1級はとっておきたいところでしょう。もちろん、海外進出している有名企業であっても、英語スキルだけで、採用をかけるわけではないので、英語ができなくても採用される可能性がないというわけではありません。しかし、仮に有名企業に入りたいのであれば、英検1級をとる努力をしましょう。

ちなみに、外資系であればTOEICなど国際的な英語の資格の取得が望まれますので、ご注意ください。国内企業であれば、英検1級で十分通用するはずです。

 

日本人の平均の英検取得級

日本人の平均の英検取得級は、年代によって大きく異なります。中学生程度であれば、高校受験に有利に働くからという理由で、3級を取得する方が多いです。また、高校生にもなると、大学受験でアドバンテージになるため、英検2級を取得したりします。大学に入学すると英検1級を目指す方もいますが、多くの方はTOEICを受験されると思います。

そのため、日本人の平均の英検取得級は、きっと2級か3級あたりに落ち着くでしょう。

 

ズバリ!英検○級以上であれば記載しよう

英検準1級以上であれば、履歴書に堂々と記載しましょう。英検3級英検2級も、もちろん履歴書に記載しても良いのですが、これらは、あくまで受験時に有利に働くものなのです。

そのため、就活で企業にアピールする資格として英検3級や英検2級は、少し弱いです。率直に言うと、採用にあたって、ほとんど意味をなさないと言ってもよいでしょう。英語が苦手な方でも、1年もすれば英検準1級は十分に取得できますので、頑張りましょう。

 

 

転職希望者から英検に関するよくある質問

履歴書へ嘘を書いてもばれない?

あなたが仮に英検3級しか持っていないにもかかわらず、「英検1級」と履歴書に書いても、基本的に企業は資格証明書の提出を求めないので、履歴書を見た時点でばれることはありません。

しかし、あまりにも英語ができないのに、「英検1級」と記載すれば、仕事をしている上で、ばれることはあるでしょう。資格と能力があまりにも乖離していない限り、英検に関しての履歴書の嘘を見抜かれることは、ほとんどありませんが、ばれるばれないの話ではありません。

ばれなくても、履歴書に嘘を書くことは、社会人としての良識の面で、絶対にやってはいけないことなのです。履歴書に嘘を書けば、あなたは入社後も、もやもやした気持ちを抱え続けるでしょう。一番つらい思いをするのは、あなたです。

 

昔の英検を記載してもいい?期限はあるの?

「中学生の時に英検2級をとったけど、これって履歴書に書いてもいいのかな?」と疑問に思う方も多いことでしょう。それもそのはず、英語の資格でもっとも有名なTOEICには、資格の有効期間に関して2年縛りがあるからです。

しかし、英検は一度取得したら、受けなおさなくても大丈夫です。つまり、1級を取得してから10年経とうが、履歴書の資格の欄に、堂々と「英検1級」と記載することができます。しかし、留学目的の使用の場合に限って、英検の有効期限は合格証明書発行日から数えて2年間と定められているので、注意しましょう。

就活で履歴書を書く際には、留学以外の目的になるので、英検の資格を記載しても無効にはなりません。

 

公務員志望だけど、書くべき?

公務員志望であれば、むしろ英検を持っていれば書くべきです。

公務員には、地方公務員や国家公務員など様々な種類があります。その中には、英検の資格を持っていることで、公務員試験の点数がアップするということがあるのです。そう、公務員試験では、資格加点というものがあり、特定の資格をとっておけば、試験において点数が加算されるという仕組みがあるのです。

厳密なルールについては、外部からはよく分かりませんが、英検を持っているのであれば2級でも準1級でも書いておくべきです。試験は1点の差が涙を生むことになるので、加点される仕組みがあれば、存分に利用しておくべきなのです。1級をとっておくのが理想的ですが、難しければ、準1級でも十分だと思われます。